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私のポリシーとしまして、安全や確実を前面に出していますが、スポーツ走行で2段落としをされる事自体を決して否定するものでは有りません。
実は、昔は、2段落としがテクニックの一部であると考えて、いつもやっていました。
でも、ホームページ上で、そそのかす様な事は書かないようにしています。

今では、安全の為に殆どの車にエアバッグが装着されていますが、昔はその様なご丁寧な装置は当然有りませんでした。
衝突が避けられないと判断した瞬間、命を守るためにサイドブレーキを引いてスピンさせ、テールを前にして背もたれで衝撃を吸収させながらぶつかる事が究極のテクニックで有ると考えています。
だけど、ヘタをすれば横向きで運転席側から衝突しかねません。
スピンターンを、遊びで、カッコ付けでやる事もありますよね。
しかし、スピンターンの勧め、など到底書けませんから。


【慣れている人はいいのですか?】

慣れている人は、問題無いでしょう。
但し、「慣れ」の範囲をどこまで考えるかがポイントです。
経験を積んだだけ・・・ですと、ちと問題では有る思います。

貴方からの「質問が来てしまった!」と、実は頭をポリポリ掻いているような状況にあります。
1点、ホームページ上に詳しく書いていない事がありまして、それをUPしていれば良かったのにと、反省しているところです。
(出来ていない理由(言い訳)は有るのですが・・・)

それは、「シンクロ」と言う機構がギアチェンジの際には非常に重要な働きをしていまして、これ無くしてはギアチェンジは出来ないと言っても過言では有りません。
荒っぽい運転を繰り返していれば、このシンクロの破損に至る場合もあります。
ギアが噛み合わないとか、ギアが抜けてしまうなどの障害が予測されます。
クラッチを滑らせながらミートさせる事は良いのですが、誰もミッションのエンジン側と車輪側の回転数が全く同一になったかどうかを見ることは出来ません。
ギアとギアを噛み合わせる為に、回転数をピッタリ同じにする事など出来ません。
クラッチを滑らせると言うことは、回転数の差を出来るだけ吸収してしまおう、と言う事になるのですが、所詮は成り行きでミートさせていますよね。
真に、ギアを噛み合わせる為に働いているのが「シンクロ」なのです。
ギアとギアを、強制的に回転数を同期(シンクロナイズド)させて噛み合わせてくれるのです。
回転数の差が大きいまま、無理にギアチェンジを行えば「シンクロ」に負担がかかってしまうと言う事の認識が大切です。


シンクロ図解