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エンジン・ブレーキは、どこに付いてるの?

・・・と云う、素朴な疑問も湧いてこなくなって来た、オートマが発達した現代ではあります。
結局、どこを探しても見つかる訳では無いのですが、心配はご無用。
後ほど、「うんうん」とうなづいて頂きましょう。

最初の出会い?

・・・私が、最初に「エンジン・ブレーキ」と出会ったのは、そう 殆どの人が通う「自動車学校」のコース上でした。
生まれて初めて、汗タラタラで車のハンドルとの格闘を開始して、ようやく真っ直ぐに走れる様になった後の事です。
「キョウカン」が、「エンジン・ブレーキを使うなー!!」と怒鳴る様になってきた。
(いきなり、そんな事を云ってもわからんだろうがっ ← 口の中でつぶやく)
あぁ、私は生まれつき「エンジン・ブレーキ」の才能が有ったのか?
しかし、今でも疑問である。何故、怒られなければいけなかったのか??

またもや、ターンパイク

・・・急な下り坂を降りて行くと、大きな看板が目に飛び込んで来る。
「エンジンブレーキ使用!」と、書いてある。
しかし、頭の中に「???」が浮かんだ人が、大勢いるのでは無いかっ。
さて、どれがエンブレか? *(注) 今後、「エンジン・ブレーキ」を「エンブレ」と略して表記します。

・・・簡単です。
1速とか2速とか低い方のギアで走行中に、アクセルをパッと放せば前につんのめる感じがあるでしょう。
それが、「エンブレ」が効いた状態です。

何故か?

ブレーキも踏まないのに減速している!。
つまりは、エンジンそのものがブレーキとして作用しているからです。
この状態の事を、「エンブレ」と云います。
・・・ここまでは、ごく簡単な理屈だが。。。
では、普通に高い方のギア(4速とか5速など)で走行中に、アクセルをパッと戻したらどうか?
大して、速度が落ちる訳では無いですね。

だから・・・ ・・・シフト・ダウンして減速する。
これが、「エンブレ」の使い方です。
この時に、「ダブル・クラッチ」を使うのです。
安全の為に、1度に2段落とすのだけは止めて欲しい。
また、「変速比」を頭の中でイメージする事が大切です。
エンジンやミッションを壊さない様に。

まとめ

(1)4速、5速で走行中に、ダブル・クラッチを使ってギアを1段シフト・ダウンする。
(2)必要であれば、もう1回繰り返して更に1段ダウンする。
(3)アクセルを放す。場合によっては、フット・ブレーキ(普通のブレーキ)を併用する。
【注意】、他。
・・・エンブレで減速している時は、必ず軽くブレーキ・ペダルに足を乗せて、ブレーキランプを点灯させる事。
後続車が、減速している事に気が付かず、そのままの勢いで接近して来る事が考えらます。
・・・ダブル・クラッチを上手に使えばクラッチ盤は減らないが、頻繁にクラッチを使えばメカが摩耗する場合もある。
私の場合、ベアリングを交換してしまった。
・・・エンブレを使えば、ブレーキ・パッドは減らない。
タイヤも減らない。