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さまざまな場面でのハンドル操作

廻し方の奥義が解ったところで、さまざまな場面でのハンドル操作の仕方について考えて見ましょう。

• 直進時の手の位置
• 右左折時の手の使い方
• バックのときのハンドル操作

直進時の手の位置

直進時の手の位置は、9時15分でも10時10分でも、お好みのポジションで良いでしょう。
基本としては、やはり「これ」です。
ときには、片手で6時の位置でリラックスする事があるでしょう。
但し、とっさの場合に回避動作が取れるように心がけておきましょう。

右左折時の手の使い方

何時何分＋両手をクロスしてハンドルを廻す、にはこだわらない方が良いと思われます。
特にハンドルの回転角度（回転量）が増える場面では、必要な角度を要求される時間内で正確に廻す事が最重要です。
人間の脳が両手を制御する場合と片手を制御する場合とでは、どちらが樂でしょうか。
勿論、退避、幅寄せ、駐車などなどの場面においてもハンドルを意のままに廻せるように訓練しましょう。

バックのときのハンドル操作

両手でハンドルを握りしめていては、左右のミラーやバックミラーで後方視界を確認する姿勢が取れません。
左手はハンドルから放した方が良いでしょう。
また、充分なハンドル回転量と姿勢の安定の為には、左手は助手席のシートバックを抑えるような体勢が良いです。
両手でハンドルを握りしめて、顔を右へ向けている方をまれに見かけますが、窓の向こうには何かが見えているのか！？