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忙しい?

・・・状況としては、ブレーキとアクセルとクラッチとギア操作が、ほぼ同時になります。

つまり、両手・両足を総動員しなければならない。
こんな忙しい事は無い。
だから、あまりこんな事はやらない方が良いか?


どう云う意味か

・・・かかと、と つま先を使う、という事。
つまり、右足のつま先でブレーキを踏みながら、かかとでアクセルを踏む操作を云います。


何故、その様な事を・・・・・・

やるのか、と言えば。
無理をして?急減速(と急加速)を行う為にどうしても必要なテクニックです。
特に、レースなどで少しでも早くタイト・コーナーを抜けたい時とか・・・
ギリギリまで高速でコーナーへ突っ込み、急減速してカーブを抜け、急加速で立ち上がって行く!!
(サーキットの狼状態・・・ワカルカナー)


では、余計な説明か?・・・

そうでは無い。
この場合は、エンブレを効かせている暇は無い上に、急速にクリッピング・ポイントから立ち上がる為に、出来るだけエンジンの回転を落とさないのがポイントです。
その為に、ブレーキで短時間で減速し(エンジンの回転数を下げて)から、シフトダウンする。
いきなりシフトダウンすれば、オーバーレブでエンジンは一巻の終わりになってしまう。
シフトダウンが終われば、かかとのアクセルが全開だ。
もちろん、ブレーキングの際に、普通にブレーキを踏んでいたらアクセルがお留守になって、回転が下がりすぎる。
その為に、ブレーキングしながらアクセルをある程度踏んでいる訳です。


・・・つまり

・・・状況によっては、いきなりエンジンブレーキを使ってはいけない場合がある、と云う事です。
各エンジンには、何回転まで回して良いかが決まっている。
目一杯、高速で疾走していて いきなりシフトダウンすれば、そのエンジンは果たして大丈夫か?


・・・ちなみに

・・・私の愛車は、5000回転からがレッドゾーンになっている。(貨物車です)
仮に、140kmで走行していた、としよう。(かなり無理があるが)
その時は、すでに約4200回転になっている。
このまま、5速から4速に落とせば5000回転に突入する可能性が高い。
だから、こういう状況ではシフトダウン出来ないのである。
私流の解説を加えれば、この車は140kmを出してはならない、という事になります。
そんなにスピードを出す前に、エンジン音が変わってきています。
従って、急減速ならば必死にブレーキを踏まなければならない。
エンジンブレーキを使えない状況は危険である。


フット・ブレーキだけで間に合うのか?

スリップしないか?
最近は、タイヤのロックを防いでスリップさせない様な装置もあるが、山が減ったタイヤでは、危ない事この上無い。


(余談・参考)

私のクルマは、これ(ヒール&トゥ)が出来ない。 何故ならば、貨物車のペダル配置は不適であるので。
アクセルとブレーキ・ペダルの位置・高さ・間隔に無理がある。
また、吹き上がりが遅いディーゼル車ではある。