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新車のMTが不調だった真相

犯人はこれだ!

いや、MT車の敵か?
少なくとも、知らずに乗っておられるMT車オーナーを馬鹿にしている事は間違い無い。

12年間乗り続けたディーゼル車のホーミーとは、排ガス規制やエンジンマウントの破損もあって、涙の別れからすでに6年以上以上が経過していますが、いまだに思い出してしまいます。
アクセルペダルとスロットルがワイヤーで結ばれていた懐かしい時代よ。
次に買い換えたのは、子供が運転できないからATにしなさい!という圧力に屈してしまいましたが、現在ではついにMTに戻りました。
思えば、先代のAT車もすでにECUやETCSを積んでいたのです。
その時はMTの悲惨な状況など知る由もありませんでしたが。


電子制御ユニット(ECU)

電子回路によるエンジンコントロールは、点火タイミングを電子制御するCDIを発祥とするようです。
CDIが出た当時は、確か「フルトラ」と呼ばれていたと思います。
トランジスタ回路で制御していた関係上、故障などの問題も多かったのでは無いだろうか?
「ポイント」をいじったり、「ディストリビュータ」のキャップを廻して、点火時期を調整しているつもりの貧しい若者には手が届きませんでしたが。


  1. エンジン性能向上
  2. 燃費向上
  3. 排気ガスのクリーン化
  4. 運転性の向上

という要求から、エンジンコントロールユニットが制御する範疇が広がり、現代では主に点火系と燃料系の制御を行っているらしい。
オートマチック車ではトランスミッションを含むパワートレイン全体の制御も担当する、と。
しかし待てよ、MT車においては、上の4項は間違っていないかい?


エンジンコントロールユニットの制御対象

点火機構 - 点火時期
燃料系統 - 燃料噴射装置(噴射タイミングおよび噴射量、アイドル回転数)、フューエルポンプ
吸排気系統 - スロットル開度(ドライブ・バイ・ワイヤ)、過給器(ターボチャージャー、スーパーチャージャー)の過給圧、排気デバイス、排ガス還元量
動弁機構 - バルブタイミング、バルブリフト量
始動制御 - セルモーター、イモビライザー


電子制御スロットル・システム(ETCS)

アクセルペダルの踏み加減に応じ、エンジンに送る空気量を調整するスロットル・バルブ(絞り弁)の開閉をコンピューター制御し、エンジンの出力を変える装置。
従来は、ペダルと絞り弁を直接ワイヤーでつなぎ、弁を操作していました。
ETCSではペダルの角度をセンサーが感知。
電気信号として取り込み、電子制御ユニット(ECU)と呼ばれるコンピューターが「最適」な空気量を判断して、絞り弁の開き具合を決めています、と。
燃費性能の向上につながるため、世界の主要メーカーの大部分の車に導入されている、ということのようです。
「最適」かね〜。