新車のMTが不調だった真相
電子制御スロットルは運転していて全くの違和感がありました。
AT車を運転している限りでは、何の違和感も感じなかったのですが。
今では、スロットルバルブとアクセルがワイヤーでつながっていません。
ECUの「学習が進んでない」状態だと、特にMT車では、ゆっくりと発進した時にクラッチを繋いだときにエンジンの回転数が不足してエンストを招きやすいという症状が既知の現象だったようです。
今頃になって気が付くなんて遅かった。(汗)
ディーラーも教えてはくれませんでした。(怒)
「言うこと聞かん!」と言ってクレームをつけたときは、「どこも調整できるところは無いのですよねー」とか言いつつ、こっそりソフトの書き換えでもやってくれていたのだろうと、今では推測がつきます。
しかし、完全ではありませんでした。
これはECUにスロットル全開状態を「学習」させることで改善されるようです。
対処法としては「アクセルペコペコ」が有効のようです。
通称、「ペコペコ」で通っているかも知れないのですが、私の表現としては「パコパコ」かな?
(→パソコンのキーボードを叩く様の表現と同じでは無いか。)
エンジンを切った状態で
↓
イグニッションキーをONにする。(スターターは回さず、エンジンは点火しない)
↓
アクセルを床に付くぐらいに思いっきり全開する。(アクセルON)
↓
アクセルを離す。(アクセルOFF)
↓
このアクセルON/OFFを20回ほど行う。
最初は、ディーラーにクレームをつけたところ、それなりの改善が見られた後だったので、遠慮気味に3回だけ「パコパコ」やってみました。
すると、「おぉっ」というくらいに「フィーリング」が良くなりましたので、日を改めて後20回やりました。
するとすると、「おぉっ、おぉっ、おぉっ」というくらいに1速からの発進と2速へのシフトアップが思い通りにできるようになりました。
やっぱり、ろくでも無い状態で世界にばら撒かれていたのですね。
ATだと、ただアクセルを踏み込むだけですから、「そんなの関係な〜い」、だね。
アクセルペダルとスロットルがワイヤーでつながっていた時代を知らないMTオーナーは、「アクセルペコペコ」も知らない人は、どうするんだろうね。
変な状態のままで、ECUに運転性が低下させられたクルマを、自信喪失したまま乗り続けるのだとしたら悲しい限りです。
「学習が進んでない」状態で売り渡してしまう、ということは、車が「馬鹿」なままで買わされているのですぞ!!
どうせ、アクセルペダルとスロットルがワイヤーでつながっている車を知らない技術者が設計しているのだろうが、販売の現場では昔を知っている古参の営業マンが居ても声を揚げることもできなければ、市場の声でリコールに発展することも無いのか。
マニュアル・トランスミッションとクラッチが存在する車は、初期状態では運転しにくく作られてしまっている。
嘆かわしいね。